『ヒステリー―精神分析の申し子』(J.=D. ナシオ)についてのすべてのヨミメモ

ヒステリー―精神分析の申し子
J.=D. ナシオ
出版社: 青土社   出版日: 1998-03-01   ページ数: 210

ヒステリー患者の身体は、実際驚くほど無感覚化され強い性の抑制(早漏、冷感症、不能、性への嫌悪)を受けた性器部分と、逆に、非常にエロス化され常に性的興奮に晒されているように見える、非—性器的な残りのすべての部分とに分けられてしまっていることで苦しんでいる。
ヒステリーの自我に特有な三つの状態
- 不満足な自我
- ヒステリー化させる自我
- 悲哀の自我
自分が男であるか女であるか知らないせいである。
ヒステリー神経症の精神生活の中心を占めるのは享楽に関する恐怖と執拗な拒否である。
感覚的鋭敏さを持つこれら患者は、他者の小さな欠陥や弱さ、欲望のほんの小さな印も見逃さない。
なぜならヒステリーの身体は現実の身体ではなく純粋な感覚の身体で、外部に対して生きた動物のように開かれており、まるで他人に近づき触り、強い感覚を他人に呼び覚ますことで栄養を得ている貪欲なアメーバのようなものだからである。
分析患者の言葉は、分析セッションのある場面で性的意味を担い、幻想的イメージを起こし、分析家のにせよ患者自身のにせよ身体に性感的効果を出すことがある。
まるで私があなたを包む、あなた自身の肌であるように、あなたに起こっていることのすべてを想像するのです。
強迫神経症ー思考の中で意識的に苦しむ
恐怖症ー外界に対して意識的に苦しむ
ヒステリーー身体において意識的に苦しむ
身体において意識的に苦しむこと
外傷があったということは、現れるべきだった不安がまさしく欠けていたからそうなるのである。
操作を行うのは誘惑の事実そのものではなく、その生きた痕跡である精神表象の方なのである。
抑圧を加工する3つの可能様式
・思考(強迫)
・外界(恐怖症)
・身体(ヒステリー)