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『結婚と家族のこれから 共働き社会の限界』(筒井淳也) by nekotool


・明治時代、家父長制の、支配層から庶民への浸透
 明治政府による明治民法を通した非常に厳密な規定。家長=父に権限、財産=「家督」の権限。相続は嫡子=正妻から生まれた長男一人へ単独相続。妻が夫方の性を名乗ることが統一的に実施された。「戸主権」=家族メンバーの行動に関する決定権、も、家長がもつ。結婚は家長の同意なしには不可。居住指定権も。罰則はないが、家長の指示に従わない場合、家長は扶養義務免除される。正妻に男が生まれない場合でも、女子に家督は継がれず、男性養子か、認知された嫡外子へ継がれる。婚外子は認知されれば庶士、認知されないと私生子と呼ばれた。家督の相続は、女性嫡出子より男性庶子が優先された。
 大切なのは「父親の血を残すこと」。

結婚と家族のこれから 共働き社会の限界
筒井 淳也
出版社: 光文社   出版日: 2016-06-16   ページ数: 260