nekotool さんのヨミメモ

『生き延びるためのラカン』(斎藤環) by nekotool


ラカンにとっての「神経症」
 ある形式の問いを発し続ける主体を神経症と呼ぶ。「問いの構造」として神経症を説明する。ヒステリーと強迫神経症があり、対になっている。
 強迫神経症は、「自分が存在しているかどうか(生きているのか死んでいるのか)」を問う。過度な潔癖症、几帳面、安全確認行為。死の恐怖を逃れようとし、死を望んでいるように見える。「存在への問いかけ」。
 ヒステリーは、性をめぐる問い。「自分は男なのか女なのか」「女とは何か」。「性別への問いかけ」とは、「関係性への問いかけ」(ジェンダーは関係性の中にしかないから。そしてあらゆる関係性は性的な関係性)。

生き延びるためのラカン
斎藤 環
出版社: 筑摩書房   出版日: 2012-02-01   ページ数: 285