nekotool さんのヨミメモ

『生き延びるためのラカン』(斎藤環) by nekotool


・享楽とは
 快楽を超えた強烈な体験。激しい苦痛なんかも含まれうる。去勢によって禁じられたもの。快楽原則は享楽を抑制するための規則、象徴界の掟のひとつ。享楽は、去勢によって切り離された「存在そのもの」ともう一度合体するような体験。
 人の欲望は享楽から多大な影響を受ける。
 享楽には男女の非対称性が最も大きく現れる。
・3種類の享楽
「ファルス的享楽」緊張の鎮静化。射精。
「剰余享楽」溜まった状態のエネルギー。
「他者の享楽」究極の享楽。緊張の完全放出。
 性的な享楽はすべて、ファルス的享楽。
 男の享楽は、ファルス的享楽。
 女の享楽は、ファルス的な享楽の側面もあるが、他者の享楽という要因も大きい。この他者の享楽は、男性原理では理解できない領域。

生き延びるためのラカン
斎藤 環
出版社: 筑摩書房   出版日: 2012-02-01   ページ数: 285