shotaroh さんのヨミメモ

『改編 蜘蛛の糸・地獄変』(芥川龍之介) by shotaroh


片手に梅の枝をかざしたまま、片手に紫匂いの袿の袖をかるそうにはらりと開きますと、やさしくその猿を抱き上げて、若殿様の御前に小腰をかがめながら「恐れながら畜生でございます。どうかご勘弁遊ばしまし」と、涼しい声で申し上げました。
すごく綺麗な文章。

改編 蜘蛛の糸・地獄変
芥川 龍之介
出版社: 角川書店   出版日: 1989-04-01   ページ数: 213