yuhr さんのヨミメモ

『喜劇の手法 笑いのしくみを探る』(喜志哲雄) by yuhr


その問題とは、演劇的認識の根底にある逆説にほかならない。シェイクスピアは『真夏の夜の夢』の登場人物のひとりに、演劇的認識とは狂気であるのだが、狂気であるがゆえにそれは常識によっては捉えることができないものを認識できるという趣旨のことを語らせている。

喜劇の手法 笑いのしくみを探る
喜志 哲雄
出版社: 集英社   出版日: 2006-02-01   ページ数: 221