yuhr さんのヨミメモ

『おんな紋―血縁のフォークロア』(近藤雅樹) by yuhr


この人が語る「わが家」とは、婚家の瀬川家ではなく、姫路市的形町にある彼女の生家のことである。
代々女が伝える家やった。瀬谷から、家紋がわからんようになってしもうてます。それで、今は何でも女紋でやってます。女紋が家紋になったもんか、今の私が使うてる女紋がもともとわが家の家紋やったんか、それとも、ずっと昔に、どの代かに養子にきた人が実家から持ってきた家紋が今使うてる紋なんか、今ではもう、私にもわからんようになってしもうてねえ

おんな紋―血縁のフォークロア
近藤 雅樹
出版社: 河出書房新社   出版日: 1995-01-01   ページ数: 258