yuhr さんのヨミメモ
『ひとつではない女の性』(リュス イリガライ)
by yuhr
女の身体にそれなりの値がつくのは、すでに役立ったからだ。極端に言えば、役立ったなら役立っただけ価値をもつのである。そうすることで、女の身体の自然的な富の発揮がなされたのでは全くなく、反対に、その自然が摩耗し、男同士の関係の単なる乗物になったからである。
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ひとつではない女の性
出版社: 勁草書房
出版日: 1987-11-01
ページ数: 306
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