yuhr さんのヨミメモ

『あるヒステリー分析の断片―ドーラの症例』(ジークムント フロイト) by yuhr


すなわち、ある人がむき出しの顕在的な倒錯者となった場合、むしろ、その人は倒錯したままにとどまったのであり、発達抑止の段階にある、と言ったほうが適切なのである。すべての精神神経症者は強固に発達した倒錯的傾向を備えた人々であるが、ただしその傾向は、成長の過程で、抑圧され無意識的になってしまっている。それゆえ、精神神経症者の無意識的な空想は、倒錯者が判で押したようになす行為とまったく同じ内容を示すのである。