yuhr さんのヨミメモ

『高校生が生きやすくなるための演劇教育』(いしい みちこ、平田 オリザ、前田 司郎、水谷 八也、多田 淳之介、柴 幸男、藤田 貴大) by yuhr


そんなことを歩きながらすれ違いざまに相手に伝えようとします。ここまで内容が複雑になってくると、なかなか伝わりません。でも、なんとか伝えようとしていくうちに、相手の目を頑張らなくても自然に見られるようになっていきます。
立っている人はフロアで脱力して寝ている人の身体を揺らします。手を持って脱力した身体をひっくり返したりぶらさげたりして、本当に脱力しているか確認します。力を抜いて自分でコントロールできない状態にして、相手に身体を預けることをやってみるわけですが、集中していないとすぐに意識が邪魔をして、自分を守ろうと体がこわばったり、緊張して無駄な力が入ったりしてしまいます。リラックスして力を抜く、相手に身体を預けてみる。これは相手を信頼し、その人に自分を委ねるための基礎訓練なのです。