yuhr さんのヨミメモ

『血と言葉―被精神分析者の手記』(マリ・カルディナル) by yuhr


遂に、ある朝、目覚めとともに、私は完全に《あれ》の餌食となった。
もう一つは脈搏を数えることで、これもまた、人目を忍んでこっそり行った。手首をおさえているところをみられて、「どうなさいました? 気分でも悪いのですか」などといわれたくなかったからだ。

血と言葉―被精神分析者の手記
マリ・カルディナル
出版社: リブロポート   出版日: 1983-04-01   ページ数: 334