yuhr さんのヨミメモ

『シュタイナー思想とヌーソロジー 物質と精神をつなぐ思考を求めて』(半田広宣、福田秀樹、大野章) by yuhr


このように女性たちは、様々な自然の力を、心の深みから立ち上る一種の自然言語に置き換えることができるようになりました。そしてさらに興味深いのは、それが歌の表現となってもたらされたということです。また、この過程から善と悪の道徳観念が生じ、思慮深い生活態度が生まれたということ、これはまさに、「自然の力は神々の創造の力の表現」ということなのではないかと思います。自然現象の内にある創造の根源から響き渡る調和が、リズム、メロディー、ハーモニーとなって女性たちの口から表出されたのでしょう。そしてそこに自然力への畏怖、神々への畏敬の心が生まれ、宗教の萌芽が誕生し、その対極に「悪」を感じたのかもしれません。
いずれにしろその後の共同生活のための組織づくりも、女性たちの手に委ねられるようになり、男たちの教化もまた、女性たちの進化した魂により行われたということです。
このようにレムリア時代のアトランティスの祖先となるグループにおいては、女性の及ぼす影響が極めて大きいものとなりました。人類の文化形成は、自然の語る言葉を理解するこの時代の女性の魂の働きが基盤となり、人間の母体となる、感受性や、美的感覚などの感性が磨かれ、成立していきます。